携帯からのご相談はこちら
http://www.ryozen-kwannon.jp/m/


霊山観音サイトマップ




うら盆会供養 (うらぼんえ くよう)

開催日:平成30年8月
盂蘭盆会供養 
 祖先の苦しみを除くための仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と、東アジア古来の祖霊信仰がむすびついたおまつり。それがお盆です。
 仏典によると、お釈迦さまの弟子の目連(もくれん)さまは、修行のすえに何でも見通す神通力を獲得しました。そこで自分の母親がどこに生まれ変わったかを透視して探してみることにしました。ところがなかなか発見できません。
 母親がいたのは餓鬼の世界でした。欲しい・惜しいの心だけの世界で常に飢えと渇きに満ちてるのです。母親は咽喉は針のように細くなり、がりがりに痩せて腹だけが出ています。生前の面影はありませんでした。目連はさっそく食べ物を集めて、餓鬼になってしまった母親にあたえます。その瞬間、食べ物は炎に変わってしまい、口に入ることはありませんでした。どうにもできなかった目連はお釈迦さまに相談します。お釈迦さまが語ったことは衝撃の事実でした。
「君の母親は君には優しい母親であっただろう。しかし、その反面として生活の糧に執着して欲しがる心と惜しむ心も人一倍となってしまった。それが原因となってこの結果となったのだよ」
 目連は涙にむせび、それをどうにかできないかと哀願します。お釈迦さまが示したのは貪りと反対の施しの行いでした。
「もうすこししたら雨季が明けて、夏の修行期間が一段落する。その日に修行者たちのために食事を用意するとよろしい。みんなの福徳力を分けてもらうんだ。みんなに祈ってもらいなさい。」
 目連は早速雨季が明けた旧暦七月十五日、ごちそうを整えて修行明けの僧たちに差し上げました。食事の供養を受けた僧たちは心を一つにして祈りました。その瞬間、目連が見たものは元の姿になって光の中に消えていく母親の姿でした。
この『仏説盂蘭盆経』に説かれる『目連救母』の故事がお盆の始まりです。

 仏教とともにやってきた盂蘭盆会は、日本に古代からあった先祖まつりと溶け合います。この世の務めを無事に果たして亡くなった人は、年月を経て自然の中で浄化されると、祖霊という神様に等しい存在となり、草葉の陰から子孫を見守ってくれると考えられていたのです。(もちろん今でもですよ)
 彼ら先祖霊がこの世に帰って来れるのは、暦が変わる正月と、強い湿気によって陰の氣が増大し、あの世とこの世の境があやふやになる頃(これを鬼月という。旧暦の七月)とされていました。
 正月もお盆も、ご先祖の御霊を迎え、子孫とともに楽しく過ごす日だったわけです。神仏や祖先を「祀る」から「おまつり」なんですね。盆踊りも正月のおせちも、ご先祖様と一緒に楽しむためのもの。仏教のお祈りと古代信仰が結びついた、もっとも日本らしいおまつり。それがお盆です。

 霊山観音ではお盆の期間中、燈火をともしてゆかりのある皆さんの御霊をお迎えするとともに(8/13~8/15は夜間も点灯します)、外陣に施餓鬼壇を設置して、いまだ苦しみの中にいる存在たちの一刻も早い救済をお祈りします。
 なにとぞ、お参りのうえ焼香祈念いただけますようおすすめいたします。
なんといっても、ご先祖様に昇格できる人はきちんと自身の先祖のおまつりができた人だけなのですから。

暮れなずむ中、盆提灯の灯りが浮かび上がる

提燈の灯りに観音さまがほのかに